彼岸花

明日は(23日)お彼岸の中日である。で、ヒガンバナについて調べてみた。
ヒガンバナは別名、リコリス、曼殊沙華と云い、ユリ科に属した多年草の球根性植物である。
アルカロイドという毒性が強く、経口摂取すると吐き気や下痢を起こし、ひどいときは中枢神経の麻痺を起し死に至ることもある。
異名が多く列挙してみると、死人花、地獄花、幽霊花、剃刀花、狐花、捨子花等々…
どうやらあまり縁起の良い花ではなさそうである。そういえば、私が子供のころ彼岸花を摘み自宅に持ち帰ると亡くなった祖母に、「不吉な花だから捨てて来なさい」と叱られたものである。
今年は事のほか暑さが厳しい夏だった。その暑さが和らぎ、朝夕がひんやりし始めると、いつのまにか私の住む田舎町の田んぼの畦には真っ赤なヒガンバナが咲き乱れる。季節の移ろいを感じ、秋の到来をはっきりと自覚する瞬間である。
仏教の世界では《彼岸》とは《悟りの世界》という意味である。
残された10年足らずの私の人生であるが、あわよくば彼岸に到達したいものである。

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9月12日の講座から

『世界に飛び出そう!』と題して、飯島義雄氏にお話して頂いた。
氏は前姫路市副市長で、現在は関西学院大学院客員教授、兵庫県立大学特任教授をされている。氏との邂逅は、私共で建設した『サービス付き高齢者住宅』の竣工式に、当時社会福祉協議会の理事長をしておられ、その席上でお会いしたのがきっかけである。
氏の経歴を簡単に紹介すると東大経済学部を卒業し、現総務省当時の自治省に入省後、世界50か国を仕事で歴訪。福井県の副知事、その後ふるさと姫路に戻り副市長を4年勤め現在に至っておられる。
パレスチナにおける選挙監視団や北京事務所の設立にかかわられた時の苦心談は我々の心を大いに揺さぶるものがあった。
また氏はふるさと姫路をこよなく愛し、姫路の現況を苦慮するとともに、未来についても熱く具体的な方策を我々に語って頂いた。
一番は若者が世界に飛び出す勇気を持つことである。飛び出すといっても、世界に行くことだけが飛び出すのではなく、ITを駆使し、グローバル化を図ることが重要である。姫路は日本一、いや世界一裕福な都市である。それが災いして行政も市民も危機感がない。フランスのモンサンミッシェルにも勝るとも劣らない姫路城という世界遺産をもっと活用し、官民上げて観光に全力で取り組むべきである。播磨地方が輩出した数々の偉人たちに負けないよう一人一人が自覚をもって取り組めば、目の前に迫っている超高齢化社会や人口減少にも充分対応することが可能であると、持論を展開された。

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どうなる?ひよっこ

NHKの朝ドラ《ひよっこ》もあと二週間を残すところである。継続して高い視聴率を誇っている番組も終焉を迎える。
茨城県の片田舎から様々な事情の中、上京する羽目になった田舎娘たちの純情物語である。
我々と全く同世代の乙女たちが、色んな人々との出会いの中で、何を想い何に怯えながら生きているのかを表現したドラマである。
《あまちゃん》で本格デビューした《有村架純》が主人公であるが、宮本信子を初めとするベテラン俳優たちがしっかり脇を固め、なかなか見ごたえのある内容になっている。
観る時間が合わないときは録画をしながら、一話も見逃すことなく今日まで来ている。良い悪いという基準ではなく、現代の若者たちの価値判断とは大きくかけ離れているように感じる。若者たちの琴線を揺さぶることが出来たであろうか?
宗男おじさんの花作りはうまくいくのだろうか?
お父さんは果たして記憶を取り戻すのだろうか?
愛子さんとシェフは結ばれるのだろうか?
世津子さんは本当の幸せを見つけられるのだろうか?
三男君は誰と結ばれるのだろうか?
時子は女優として自立するのだろうか?
果たしてみね子のこれからの人生は?
二週間後を早く覗いて観たいような、終わって欲しくないような……

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本日、2017年8月29日、再び北朝鮮がミサイルを発射した。
発射されたミサイルは北海道の上空を通過し太平洋に着弾した。
米朝は一触即発の状況である。

ある日の朝のサミットでの戯言。
私「本当にいつ米朝間で戦争が勃発しても不思議でない状態だなあ」
H氏「戦争になっても仕方ない、1週間で片が付く」
私「そんなことを言っても昨年閣議決定された平和安全法とそれに関する国際平和支援法に基づいて、日本も韓国とアメリカと一緒に戦争に加わることになる」
I氏「それは当たり前、安保もあるし」
私「アメリカに膨大な防衛費も支払っているし、基本的には米朝間の問題だから」
H氏「日本がアメリカ並みの軍事力を整備するには、今の予算の何百倍必要になる」
私「我が国は憲法で戦争を放棄しているのだから軍備などしなくていいのでは」
I氏「今の日本人は平和ボケしている。軍事力は必要である」
私「あなた方の子供や孫が危険に晒されてもいいのか」
H氏「そんなことにはならない、そのために自衛隊があるのだから」
I氏「もしHが誰かにからまれて暴力を奮われたら私はHを助ける、それと同じである。アメリカとの関係は」
私「アメリカ人も朝鮮人もイスラム人も黒人もそして日本人も命の尊さは同じである」

百日紅が夏の終わりを告げ、秋を迎えている。
米朝戦争が勃発すれば、自然界の移ろいを愛でることもなくなり、孫から笑顔も消えることになる。
核爆弾の唯一の被爆国としてあらゆる手段を尽くして戦争だけは回避すべきである。
それが日本人の務めである。

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晩夏の薬師寺

私の友人の一人である釜田氏が地元の企業を定年退職後、一念発起して自身の母校である「龍谷大学」に大学院生として入学し、そこで邂逅しご縁を頂いたのが、現薬師寺執事長である「加藤朝胤」先生である。先生には過去二度志澤塾に来て頂き講話をして頂いた。今回は塾生と希望者数名で薬師寺を訪れた。お盆も過ぎた残暑の厳しい日だった。
  薬師寺は法相宗の大本山であり、天武天皇により発願、持統天皇によって本尊開眼されたと伝えられている。ご本尊は薬師如来で、日本に現存する如来像のうち、最も古く国宝である。両脇を月光菩薩、日光菩薩に守られたお薬師様の表情を拝顔するだけで、体も心も洗われる思いである。加藤先生直々に、西塔、金堂、大講堂、食堂と案内を受け、工事中である東塔の中も見せていただいた。我々の為に献立して頂いた昼食を摂る。食前には感謝の心を込めて五観の偈と六方礼拝を唱え合唱した。
昼食後京都大学でインド哲学を主に研究しておられる石垣女史による、解脱「悟る」とは?についての講話を聴く。悟りとは、自分自身で得るもので、決して他人によって得ることは出来ない、自分や他の全ての物事から解放され執着する心が無くなり、心も体も安らかな状態になることである。また、仏教と儒教と道教の違いについても分かり易く教えていただいた。
お写経道場に移動し20名の塾生たちは、それぞれに丁子を口に含み香象を跨ぎ身も心も清め、輪袈裟をし、様々な雑念の中で276字の般若心経のお写経を行った。
いよいよ加藤先生の法話が始まる。今回は、《般若波羅蜜多心経の心》についてお話して頂いた。魔訶とは大いなるという意味で、般若とは知恵、波羅蜜多は幸せを戴くためにという意味、心は中心、経は教えである。要約すれば、大いなる知恵により、幸せを戴くための中心になる教えが、般若心経の中に記されている。つまり我々が生きていく上においてどうすれば、どのような考え方で過ごせば、幸せで豊かな人生を生き抜くことが出来るかを説いているのである。
とらわれないこころ・かたよらないこころ・こだわらないこころが人を幸せに導くキーワードである。
~ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なるひとひらの雲~(佐々木信綱)
秋にもう一度訪れたくなった。

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初盆

今年の1月末に父親が91歳で亡くなった。
私の人生において初めての身内の初盆を迎えた。10日頃からあちらこちらから線香や様々なお供え物が届いていた。
ゴルフも控え、お盆の間は実家で過ごし、生前親しかった人や親戚の人々にお参りに来て頂き、その対応に追われた。
15日には檀家の「願寿寺」の住職が来られ、読経をして頂いた。
1人の人間が亡くなるということの影響の大きさをつくづく味わっている。
まだまだ落ち着くまでには至っていないが、長男としてやるべきことを粛々と進めてゆく。

   初盆や 良いところのみ 思い出す

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早まった宝塚行き

今年1月末に私の父が91歳で亡くなった。初盆を迎える。
私のスケジュールを考慮して、今年の宝塚行きを1週間早めに執り行った。
8時、姫路に居るT君、私と同郷のA君3人は山崎出発。9時現地で川西に住んでいるK君と、奈良に居住するM君と待ち合せる。
26年になるらしい、高校時代の友人が下りの特急列車に草津駅のプラットホームで轢かれ命を落としたのは。それからお盆のお墓参りは一度も欠かしたことがない。
お墓をタオルや束子で丁寧に洗い、用意したお花を飾った。お線香を点て、蝋燭を翳し心から手を合わせる。
それがすむと近くの宝塚ホテルのカフェでプチ同窓会が始まる。一気に50年前にタイムスリップされ、全員が高校生に早変わりする。
姫路に居るT君は、大阪の技工士の専門学校を卒業後、インターン時代を経てコツコツと技工士業に精を出し、ありがたいことにご子息がその職業を継承し、時々は手伝いながらのんびり暮らしている。
川西に住んでいるK君は、同志社大学を卒業し、当時は珍しかったが外資系の製薬会社に就職し、5年を残して早期退職をし、仲間内では最も優雅に毎日を過ごしている。
奈良に居住するM君ほど人間的に良いやつはいない。先ず人を疑うことを知らない。人の悪口を聞いたことがない。大阪市大を卒業するや、趣味を生かして近畿日本ツーリストに就職し、生来の熱心さで出世はしたが、リストラ担当を任されたときは相当落ち込んでいた。今は優しい?奥様と、素直な長女と三人暮らしである。
同郷のA君は、毎年宝塚行きを段取りしてくれる。彼がいなかったら途切れていたと思う。龍谷大学を卒業後地元の会社に定年まで勤め、業務から離れると、一念発起して母校である龍谷大学に再び入学し、仏教全般と浄土真宗を主に学んだ。
A君がやにわに携帯電話を取り出し、東京住まいするH君を呼び出す。それを順番に回しそれぞれにたわいのない会話をする。H君は我々仲間では断トツの秀才で、京都大学卒業後住友商事を蹴って日産自動車に入った。誰もが将来の役員候補(副社長クラス)と信じて疑わなかった。が、例のゴーン氏の出現でそのコースが外れ、定年後趣味の俳句でメキメキ頭角を現し、所属する同人雑誌の編集長を任されている。
一口に50年と言っても、とてつもない時間である。古稀を迎える年齢になり、今からをどう生きるか?という命題からは逃れられそうもない。誰かの言葉ではないが、「生きてるだけで丸儲け」と思い、その時その一瞬を過ごそうと、改めて思った《宝塚行き》であった。

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7月の出来事

今日で7月が終わる。
日本各地で猛威を振るった集中ゲリラ豪雨。安倍内閣の崩壊。デリカシーの欠片もないトランプ。子供ちゃんの金正恩。世界各地で勃発し続けるテロ。

七月の六日は吾の生まれし日、嬉しくもあり寂しくもある
誕生日のお祝いのメッセージに対して私は、上記の歌を返した。
《なぜお誕生日が寂しいのですか?》という返信がいくつかあった。
私は69歳になった。昔で言うと古稀にあたる。少し以前なら長寿である。
30代のころ、50歳や60歳の人が随分年上に思えた。ましてや70歳など完全に老人の域である。その70歳に差し掛かろうとしている。
朝早く目が覚める。人の顔は浮かんでくるが名前がなかなか出てこない。夜トイレに2回くらい起きることがある。本を読むスピードが遅くなった。人の話が聞き取りにくくなった。ドライバーの飛距離が極端に落ちた。グリーン上で上りと下りが逆に見える。

自分の残された命は推し量ることは出来ない。一日一日を、その一瞬一瞬を生ききることに精進しよう。緩やかに下山の道を辿ろう。
今日で7月が終わる…

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私の携帯電話遍歴

大学2年くらいだったと記憶しているが、アランドロン主演の映画『あの胸にもう一度』を観た。そのスクリーンの中で、アランドロンは大統領候補になるため、自分が所属する党の党首になれるかどうかの重要な時期を迎えていた。しかし一方自分の愛する女性との恋も最終局面に差し掛かっている。多忙を極めるアランドロンは、愛する人の元へ雨が降りしきる中シトロエンを運転しながら急ぐ。約束の時間はとっくに経過している。
「この時間までにあなたが来られなかったら私の命は消えている」と最後通牒を突き付けられている。運転しながら幾度となく電話をするが応答はない。その電話をするシーンが自動車電話なのである。カッコイイ!その時、いつかは自分も自動車電話を、と刻み込んだのである。
かれこれ三十数年前になると思うが、播磨地方で自動車電話というシステムが初めて展開される聞き、その予約を現パナソニックを通じて依頼した。第一回目は300台限定だった。搭載するまでに半年間を要した。すっかり私はアランドロンの気分に浸っていた。
当時は基本料金も確かひと月当たり5万、通話料金は3秒10円だった。
「いくら電話しても通じない」とか「バカ息子がバカ高い自動車電話などつけて」とか散々陰で言われていた。私は、「現代は時間を金で買う時代だ」と、意に介さなかった。
その後、重く電波事情の悪い携帯電話になり、段々性能も使いやすい携帯電話が続々登場、メールまでできる電話が現れた。
そして今や大半がスマートフォンなるものに変革していった。若者は勿論、小学生、主婦、爺婆に至るまで、私をバカにした人も一億総携帯電話病患者である。
恋人の逢瀬も来るか?来ないか?というドキドキ感はなくなった。
アランドロンはどこへ行ったのかしら?

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気になるCM

最近テレビやラジオから流れてくるCMの中で、私だけかも知れないが、気になる内容がある。何かといえば、弁護士事務所や司法書士事務所のCMである。
《払い過ぎた利息が戻ってきます。昨年一年間で100万円以上返金があった人が○○人、50万円以上の方が○○人もいらっしゃいます。是非お電話だけでも下さい。年中無休、24時間対応、相談無料、成功報酬ですから一切の費用はかかりません。》
という類のコマーシャルである。酷いのになると交通費の実費まで負担してくれる。費やした広告宣伝費がペイ出来るのであるから、多くの需要があることが推測される。
一般の金融機関はそれには該当しないから、高利、すなわち町金融が対象である。裏を返せば利用者が相当数実在するということである。
世の中の社会現象の一つである、と言ってしまえばそれまでだが、そんな容易な一言で片づけていいものか?と私は思うのである。
どこかが狂っている。
何々クレジットを利用する人は、そんなに裕福な層ではないと思う。健康保険証か運転免許証あたりでたやすく借りられるのだと思うが、借りるとその利息に追われ、厳しい生活を余儀なくされると聞く。そこに現れるのが正義の味方○○事務所である。
何々クレジット会社の多くの場合、著名な銀行とつながっているのがほとんどで、一般の金融機関から見放された人たちが、やむなく利用しているのである。
貧富の格差は益々拡張するばかりで、このままでは社会は崩壊するであろう。それは『トマピケティ』の警告を待つまでも無いことである。
世界の良識のある、強いリーダーの出現を待つばかりである。

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