ささやかな風景パートⅡ

先日、スタート時間の関係で中途半端に早い昼食を取った私は、残りのハーフのラウンドを済ませ、シャワーを浴び帰路に就いたが少々空腹感を覚えた。加古川ゴルフ倶楽部からあの例の鴨池のほとりの名前も知らない看板もないラーメン屋までそう遠くないのではと思い、カーナビで調べてみると5キロほどだった。
「ラーメンお願いします」
「わかりました」と言いながら例の化粧気のない笑顔で水をテーブルに運んできた。お店の壁にはブラックバスの魚拓や釣り人の写真が所狭しと貼ってある。
「この前の池で釣ったものですか?」
「そうですよ」
「あのボートに乗って釣りをするのですか?」
「はい、向こうの平らなボートは足で漕ぎますが、こちらの4艘は手で漕ぎます」
そんな会話をしていると、二人の若者が釣り竿を携えてやってきた。ボートを借りたいらしい。料金は2時間1500円。ちょっと思っていたよりは高額だったのか二人で何やら相談していたが、結局借りることにしたらしい。
ラーメンを食べ終えてから
「この池は小野市のものですか?」
「いいえ地元の部落の用水ため池です。9月いっぱいでボートも終わりです。鴨が渡ってくるので保護のためです」
「ではこのお店も?閉めるのですか?」
「はい。鴨が飛び立つ来年四月から開けますが半年だけです」
私はラーメン代金を払いながら、
「じゃあ、貴女に会えるのは来年4月まで待たないとだめなのですね?」
女性は怪訝そうな笑顔で
「そうなりますね」

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動き出した菅内閣

菅内閣が動き出した。日本政治史上、7年8か月の長きに亘った安倍内閣の後を受けて、菅内閣が発足し動き出した。ほんの1ヶ月くらい前には誰もが予想しなかった「菅義偉」氏が99代内閣総理大臣に就任した。見慣れた顔(官房長官としてほとんど毎日のようにテレビで記者会見の模様を見ていた)のせいもあるのかもしれないが、新鮮という感じがしない。秋田の農家生まれで苦労人と言われているが、その辺りは定かでないらしい。
菅氏本人の弁を借りれば、安倍氏が持病の潰瘍性大腸炎が悪化し辞任の意向を聞いてから、立候補を決断した、となっているが、総理の椅子はそう簡単に手に入らないと、私は思っている一人である。私は多分6月くらいから水面下で具体的に進んでいて、もっと勘ぐれば、安倍氏の最長総理大臣の記録が達成されるのを待って、これも水面下で辞任のシナリオが描かれていたのではないかと推測している。そうでなければあんなに鮮やかな展開で自民党総裁が決まり、新総理大臣が誕生するわけがない。安倍氏の病気はそんなに深刻ではない。なぜならいまだに入院すらしていないし、あれほど報道陣を引き連れて慶応病院に行くのは不自然である。もっと秘密裏に病院に行くはずである。
話題を変えよう。菅内閣は地味ではあるが確実に仕事は出来そうである。先ず携帯電話の通話料金の値下げは行うと思う。これが出来ないようではこの内閣は短命である。それもできるだけ大幅に短期間のうちに行わなければ意味がない。次に行政改革を断行してほしい。1000数兆円にまで膨れ上がった赤字国債に道筋を付けて欲しい。緊急課題は何はさておいてもコロナ禍対策である。安倍氏がとった子供じみた対策ではなく、根本的、すなわちワクチンの開発と治療薬の開発である。早急に世界各国と連携して、今年中に実施できるように全知全能を傾けるべきである。国際問題は、出来るだけ波風を立てないように取り組み外務大臣茂木氏に任せて、信頼を失った内閣の支持率を上げ、本当に国民のために政治を執り行ってほしい。
いかなる経緯で誕生したとしても、あなたは日本の総理大臣なのですから、誰にも遠慮せずに、私利私欲を捨て最後の力を振り絞って前進してください。あなたと同じネズミ年生まれとして心から応援致します。どうか私をがっかりさせないでください。お願いします。
菅義偉内閣総理大臣殿
                                  香山 廣紀

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誇れる同級生

9月15日の志澤塾における講義は福山氏にお願いをした。もともと8月の予定であったが、新型コロナの関係でこの時期になった。彼は私と同期で山崎高校の出身である。在学中はほとんど接点がなく、名前と顔くらいしか覚えがなく目立たない存在だった。ちょうど一年くらい前に西嶋氏から紹介を受けお会いしたのがきっかけで今回の運びとなった。彼は姫路工業大学(現兵庫県立大学)工学部を卒業後、富士通に入社し活躍の場を得ることになった。入社後間もなくロサンゼルスの富士通テンに出向し五年間を過ごした。帰国後2003年に富士通テンの取締役に就任し、2005年に富士通テンアメリカ社長として、北米ビジネスを担当したのである。その間あのリーマンショックも経験し、幾度かの苦難を乗り越え、帰国後は富士通テンテクノロジ代表取締役を務め、定年後今現在は兵庫県立大学の特任教授として活躍しておられる。
さて今回は「北米ビジネスから学んだこと」と題して、我々が経験できなったことを交えて熱く語っていただいた。もちろん彼は英語は堪能であるがその元は《スマイル》でありフラットな距離感がコミュニケーションを深める・マーケティングとは市場との会話である・これからの日本企業はダイバーシティ経営が重要である・教育とは個人の潜在能力を引き出すことである・これらを明確にするためにSWOT分析を行い、自社の強み弱みを把握し戦略を立案し実践しなければならない・業界環境を把握し、顧客価値の最大化を図るべきである。
彼の講義の内容は我々塾生にとってレベルが少々高かったかもしれない。再度11月に後半の部分と今回の復習を兼ねてお願いをした。
福山重樹氏は私の同期で自慢できる誇れる人物の一人である。

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天然

「天然」を広辞苑で調べてみた。
① 人為が加わらぬ自然のままの状態
② 人力で如何ともすることのできぬ状態
③ 本性・天性・うまれつき
とある。我々がガキの頃、縮れ毛の子供に「天然パーマ」などと言ってからかったものである。
ところが昨今「天然」という言葉の意味が少々変化してきたように思う。どうもあまりいい意味に使われなくなった。
「あいつは天然だからな」とかである。そのニュアンスは、ちょっと抜けていて常識的な判断基準が他の人と違っていて、普通の人が思いもよらない言動をとり、それが当たり前のように振る舞い、それを指摘されても心底気づかない人種に対して使われるようになった。
そういえば最近一緒にラウンドする回数が増えた(R)女子プロとか、時々私のラウンドに付くキャディー(N)とかは、一般的に『天然』と称される人種である。
でも私は嫌いではない。どこか可愛くて憎めないところがあり、その空間に一緒にいても苦にはならない。むしろ「LIKE」な部類だ。

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二か月ぶり

朝夕暑さが弱まり、と同時に日中もあの真夏の暑さからは幾分解放され、何となく秋の気配が感じられるようになった。
《秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる》
七月の長雨と八月の猛暑で、二か月間滞っていたクリーン活動を行った。大量のペットボトルや空き缶に交じって、昨今のご時世を反映してか、マスクの使い捨てが目立った。
志澤塾の全面通りは、開講した当時から比べて数段車の通行量が増えたので、十分気を付けながら約500メートルくらいの間を事務員と二人で手分けして行っている。
いつも思うことではあるが、なぜ人間はごみを捨てるのだろうか?いまだに分からない。自分の屋敷内や自宅の中に飲み残したペットボトルや空き缶は捨てないだろう。本当に不思議な生き物である。

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ささやかな風景

夏の終わりの午後の出来事である。
その日は、自分的には気を入れたゴルフの試合が催され、それに臨んだのであるがあえなく予選を通過できず、しかも今季ワーストのスコアをたたき出し相当落ち込んでいた。シャワーを軽く浴び、一秒でも早くその場を立ち去りたい気持ちにかられ、逃げるようにして昼食も取らずにゴルフ場を後にした。帰り道沿いでラーメンという看板が目に入り、一時は通り過ぎたのであるが空腹には耐えきれず引き返しそのお店に入った。
エアコンもないさびれた店内だった。お店の中には40半ばの田舎には不釣り合いな清楚な佇まいの女性が
「いらっしゃいませ」と出迎えてくれた。
「ラーメンください」と言うと、暑いけどかまいませんか?と言いながら二台の扇風機を私のほうに向きを変えながら風を強くしてくれた。
心地よい扇風機の風を受けながら外に目をやるとかなり大きな池が目に入った。店から降りたところにボートが何艘か繋いであった。ボートを利用したい人が現れたら、そのお世話もこの女性がしてるのではと想像した。そこから私のイマジネーションが高まった。メニューは簡単な飲み物と食べ物はラーメン・ボートの管理人。
鄙にはまれな清楚な婦人。
ラーメンは予想通り中華そば。ゆっくり食べたが何となく去りがたくなり、普段飲まないアイスコーヒーまでオーダーした。近日中にラーメン風中華そばを食べに来そうな気分になっている・・・

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この人誰?

八幡建設の企業案内を新しく作り直すので、冒頭のあいさつ文を書いて欲しいと依頼された。今のままでいいのでは?と言ったが、やはり時が経つと様々に合わなくなっていると自覚し、削除したり加筆して担当者に渡した。すると担当者は写真撮影も執り行いたいので日時を選んでくださいと言う。2~3日ほど候補日を告げると、担当者は制作会社と連絡を取り写真撮影の日時が決まった。撮影当日いろいろなポーズを取らされ、小一時間ほどかけて撮影は終了した。
後日担当者がアップされた写真15~6枚くらい私に手渡し、この中から気に入った写真を選んでくださいという。私はその写真が自分自身であると思い知らされるまでには相当な時間を要した。
~この人誰?~
免許証に使用するような顔写真は以前には何枚かは撮ったことはあるが、今回のような体全体、しかもプロのカメラマンが撮影したような写真は久しぶりの出来事である。
そのポートレートの姿は立派な老人そのものだった。大いなるカルチャーショックとともに自分自身の生き様に責任と自覚を促された。

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家族

家族とは?について考えてみた。ほかの家族の事はわからないので、自分の家族について考えてみることにした。
先ず長女であるが、今はウィーンに住んでいる。少女時代に合唱団に加わり、発表会の席上でオペレッタを演じ、たまたま主役を任されたのがきっかけで声楽の道へと進んでいった。我々夫婦は音楽のことは全く無知で何一つアドバイスは出来ず、彼女自身が考え行動していくのを見守ることしかできなかった。岡山の大学からドイツに渡り、語学を学びながら声楽家を目指し、ウィーンに移住したのである。最初のうちはいろいろとオーディションを受けたりしていたが、外国で日本人が認められるのは余程卓越した実力がなければ難しい。現在はウィーンの旅行社の正社員として、持ち前の明るさと語学力で重宝されているらしい。時々はミニコンサート的なものも開催している。年に一回くらい帰省している。
長男はグループの中で最も重要な企業の経営を執り行っている。私なりに順序を踏まえて今の立場につかせたと思っているが、私から見れば物足りないところが数多くある。それは承知で任せたのであるから、よほどのことがない限り口出しはしない。相談にはいつでも優先的に時間を割いて乗っている。私には考えられないほど楽天家である。私の経営は、常に最悪の状態を想定して行ってきたが、彼はその辺りはどうかはわからない。
次男はグループの中で最もしんどい企業の経営を担当している。一年半前に彼の希望でその立場になったのであるが、現実は自分が描いていた実態とは大きくかけ離れていて苦戦している。物心両面から出来る限りの援助をしているが、最後は自分自身で乗り切ってほしいと心から願っている。喜ばしいことがあった。今年の五月に彼は結婚したのである。披露宴はまだであるが、我々夫婦、特に家内の喜びはひとしおだった。
さて家内の事である。細かなことはさておいて、彼女には何一つ文句の付けようがない。私が曲がりなりにも経営者としてここまでやってこられたのは彼女の理解があったからであると、心底思っている。23歳で結婚し、もうすぐ金婚式を迎える。二人ともアニバーサリーをそれほど重要視しないタイプだから、多分何事もなく過ぎていくと思う。
そろそろ結論である。家族とは?それは《空気》のような存在である。

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マイブーム

マイブームは何って聞かれたら《コンビニコーヒー》と答える。
ゴルフの一番ティに立つまでの私のルーティンは、スタート時間の1時間15分前にはゴルフ場に着き、15分ほどかけてコーヒーを飲む。それから練習場に行き、2コインつまり50球ほどボールを打つ。先ずサンドウェッジ、9番アイアン、7番アイアン、5番のユーティリティ、7番ウッド、スプーンそしてドライバー。5球ほど残してバンカーを練習する。その間約35分。後の時間でパター練習をする。その日の転がりをまず確かめる。その後ワンピン前後を入念にチェックする。最後は1mの距離を打ちカップインを確かめる。ゆっくりティグランドに向かう。
ところが新型コロナの流行で、出来るだけクラブハウス内に留まる時間を少なくするためコーヒータイムを省略することにしたのであるが、それでは忘れ物をしたようで精神的に落ち着かない。
ホームコースのジョイックスゴルフ倶楽部でラウンドの時は、佐用インターを利用するのであるが、降りて2~3分のところのローソンでホットコーヒーを買い、飲みながら行く。大体上月の道の駅を過ぎたころには飲み終える。その他のゴルフ場に行くときは、自宅近くのローソンを利用する。中国縦貫道のインター一区間で飲み干す。
どちらも100円である。もちろんペイペイで支払う。15分時間が節約でき、おまけに安く済む。一石二鳥。いいとこだらけである。
私のマイブーム、それはコンビニコーヒーである。

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宝塚参り

我々の高校時代の友人M君は、JR草津駅のプラットホームにおいて下りの特急電車に撥ねられ命を落とした。今から29年前の6月の出来事である。その後宝塚の墓地に墓石が建立された。それ以来我々仲間はただの一度も欠かすことなく墓参りを継続して行っている。多い時には8人くらいが墓参したが、最近では5人が常連になっていた。ところが今年は新型コロナの関係で3人でお参りをした。
《Mよ!今年は世情は大変騒がしい、コロナという訳のわからないウイルスが蔓延して全くどうなるか見当もつかない、そう言えばお前は阪神大震災も知らないなあ、その後東日本大震災も発生し、様々な自然災害に日本は見舞われているのだよ》などと語りかけながら手を合わせる。
墓参りにはもう一つの楽しみがある。それは宝塚ホテルでのティータイムである。特に今年は宝塚ホテルが新築されたので、そこでのティーにワクワク感を抱いていた。カフェエストランを訪れてみると果たして昨年まで旧宝塚ホテルに勤務していたウェイトレスが引き続き勤務しており、我々を覚えてくれていた。男三人でティーを済ませ帰途につく。帰りはやはりこれも恒例になっている滝野の大橋ラーメンである。私見を述べれば、新宝塚ホテルは確かに規模も大きいし近代的だが、旧宝塚ホテルのような昭和を彩る趣は感じられない。
来年もお参りするからな、Mよ!

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