政治と金

古今東西言い古された言葉であるが、この関係は切り離すことは出来ない。
9月最後の志澤塾の講義は『政治とお金の話』と言うテーマで、北野氏にお願いをした。
氏は、現在は北野産業の社長として経営に取り組んでおられるが、1期市会議員を務めた後、2期兵庫県会議員を経て、1年半前姫路市の市長選に挑戦されたが僅か及ばなかった。
北野氏は志澤塾発足当初から、塾顧問としてご縁を頂いている。
政治家の歳費や報酬については言及するところではないが、問題なのはそれらに纏わる経費、所謂政務活動費と政治資金が余りに不透明である現実が、様々な憶測を呼び起こす原因になっている。
世界的にも話題を呼び起こした、例の野々村議員についても、色々なエピソードも含めて実態を話され、我々も鮮明に知ることが出来た。政務活動費については、実態と余りにかけ離れた事柄が目に付き、市民オンブズマンを通じてマスコミの知るところになり、我々の前に曝け出したのである。今も富山県で同じようなことが取り沙汰されている。野々村議員の教訓が何一つ生かされていない。
政党交付金を含めた政治資金は、企業団体による個人への献金は禁止されたのであるが、政党や政党支部を通じて、政治家個人の資金管理団体に流れている現況は以前と何一つ変わっていなく、旧態依然である。
政治には金はかかる、政治家には金はかからない、筈である。
最後に北野氏は、政治家にどのように税金が使われようとも、国民(納税者)の利益として、それ以上に還元(仕事)をしてくれれば問題はない。と結ばれた。
全く同感である。
現代は、政治屋が殆どであり、真の政治家が少なくなった。と思っているのは私だけであろうか?

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アメリカ大統領選について

今年でオバマさんの、2期8年に及ぶアメリカ大統領の任期が終了する。
8年前2009年、《イエス、ウイキャン》を掲げ、圧倒的支持を受け、第44代大統領にアフリカ系アメリカ人として初めて就任した。核廃絶を訴えて、同年2009年にノーベル平和賞を受賞する。
私だけでなく世界の人々も、平和が訪れるかも知れないと、期待したのである。
しかしながら、シリアをはじめ世界各地での内戦は収まらないし、ISによるテロ行為も益々エスカレートする一方で、核廃絶も遠くに去ってしまった。またアメリカ国内において、銃規制もままならない状況である。ここのところへ来て、世界のリーダーとしてのアメリカの求心力は下がり、中国、ロシアの影響力が増してきた観がある。
あのオバマさんでも、《チェンジ》することは出来なかった。
11月にはアメリカの新しい大統領が決まる。
『クリントン女史』か『トランプ氏』どちらかが、第45代アメリカ合衆国大統領に就く事は自明の理である。どちらも若くない。オバマさんの時のようなワクワク感もない。
クリントン女史は様々なゴシップの他に、健康上の問題が内服されている。
トランプ氏は、ご案内の通りのハチャメチャな人物で、その過激さは常識外である。
どちらが就任しても世界のリーダーとしては役不足である。
消去法なら断然クリントン女史である。
もしアメリカ国民がトランプ氏を選択したら、そうとう病んでいるとしか思えない。
いずれにしてもアメリカ国民の良識を信じるしかない。

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歴史シリーズ~樋口一葉~

女性で初めて紙幣のモデルになり、若くして命を落とした天才的女流作家樋口一葉について調べてみた。彼女の文学的素養は祖父である八左衛門の血を引いている。父則義も早くから娘の才能を見抜き、当時の歌塾『萩の舎』に入門させ、そこで一葉は伊東夏子や田辺龍子らと出会い、親友として一緒に高い教養を身に付けていった。しかしながら、父が事業に失敗し多額の借金を残して亡くなり、その返済に追われ極貧生活を余儀なくされる。それから母と妹たちの針仕事に支えられ、執筆活動に専念する。
出世作は、幸田露伴に影響を受けた『うもれ木』であるが、それまでにも数多くの作品『闇桜』『別れ霜』『たま欅』『五月雨』等々を文壇に発表している。
1896年11月23日、僅か24歳6ヶ月の人生であった。亡くなるまでの2年間は、肺結核を患い満身創痍で血を吐きながら筆を取り、まともに背中を伸ばすことすら出来なかったと言われている。命を削りながら執筆し立て続けに発表した『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』は文壇で大絶賛を博した。特に「文芸倶楽部」に掲載された『たけくらべ』は、森鴎外、幸田露伴、齋藤緑雨から激賞され、鴎外は「この人にまことの詩人という称をおくることを惜しまざるなし」と、一葉を褒め称えている。
時は流れ、一葉が亡くなってから108年後の2004年11月1日に、新渡戸稲造に代わって五千円紙幣のデザインとして我々の前に再び姿を現した。勿論、女性が紙幣として使用されるのは初めての事である。
男女平等を謳う社会の潮流によって、紙幣にも女性を採用しようという動きが強まり、様々に検討されたが、貧しい生活の中にも凛とした作品を残している、という理由で選ばれた。他にも、紫式部、清少納言、与謝野晶子などが候補に挙がったそうであるが、最終的に映像も残っており、彼女の生き方そのものが評価されたようである。男性の場合は皺や髭があり、紙幣として印刷は細かな作業が必要だが、逆に偽札が作りづらいというメリットがあるが、一葉は若くして亡くなった事もあり、皺などがないため偽札防止には苦労をしたとの事である。
1世紀も経過してから、まさか自分自身がお札のモデルになるなどとは夢にも思わなかったであろう。改めて一葉の冥福を祈る気持ちで作品を読み直してみたい。

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パラリンピック

今リオではパラリンピックが開催中である。
今日小池知事は閉会式のために日本を発つそうである。
泳ぐ・走る・戦う・どの競技を見てもその姿に私は感動以外に何の感情も涌いてこない。
私は事の外精神的に軟弱なため、仮に生まれたときからにせよ、特に後天的にそのような身体や精神に障害を持つようになったら、多分世間との接触を避けてしまうと思う。
ドキュメント番組で度々テレビに放映されているのを見るが、彼らも決してスムーズに今が在るのではなく、様々に紆余曲折の結果、今日に至っている。
が、その強さは私にはない。
幅跳びで5m、50m泳ぐのに30秒、バスケット、テニス・・・
目頭が熱くなってしまう。
メダルなどどちらでもいい。世界の舞台で楽しんで欲しい。輝いてください。
日本も世界も心からの支援をしなくてはならない。改めて思う。
私も出来る限りの応援をしていく決意をさせていただいた、夏から秋への午後である。

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スマップについて一言

スマップが本年2016年12月末をもって解散する。修復は難しかったようである。
我々の青春時代は、グループサウンド、タイガース、ブルーコメッツ、スパイダーズ、テンプターズ、ワイルドワンズ等々が全盛期だった。またフォークソンググループも種々あり、特にフォーククルセダーズは、大学生グループということもあり、親近感を覚え、解散記念レコードを小遣いを切り詰め購入した記憶がある。
それらのグループも気が付かないうちに消え、個人として自立し、音楽活動やその他の芸能活動を展開し今日まで継続している人はほんの一握りである。
果たしてスマップの行く末は?
木村拓哉―ミュージシャンとしては無理。俳優?大いに疑問である。生き残る可能性40%
中居正弘ーミュージシャンではない。司会業かな?後バラエティ。生き残る可能性40%
香取慎吾ーミュージシャンではない。俳優は無理。バラエティかな?生き残る可能性10%
稲垣吾郎ーミュージシャンではない。俳優は勿論無理。生き残る可能性0%
草なぎ剛ーミュージシャンではない。俳優も無理。バラエティも?唯ハングルに活路を見出せば生き残る可能性20%
彼らはスマップであることを忘れている。
スマップの○○である、という自覚が希薄である。人間はスマップに限らず誰でも勘違いをする生き物である。狭い世間が少しばかりちやほやすると、自分は人格も優れ素晴らしい能力があるように思ってしまう。
メンバーの中でその事が解っているのは、「木村拓哉」だけである。
さあ、3年後に芸能界で活躍しているのは、一体誰かな?
25年の華やかな芸能活動に今終止符が打たれようとしている。

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新加坡

夏休みを利用してシンガポールを訪れた。
正式には《シンガポール共和国》と言い、北緯1度17分、東経103度51分に位置する。いわゆる赤道直下である。気温は一年を通じて30度前後であり、雨季は11月から3月まで位だが、明確な時季の区別はない。シンガポール島を中心に大小の島群で構成されており、元は英国領であったが、一時期戦争中は日本軍が占領した。最終的にはマレーシアから独立し、51年目を迎えるという新興国である。
現在、外国為替市場(世界3位)、金融市場(世界2位)一人当たり国民所得(世界3位)シンガポール国債格付け(世界3位)であり、世界で最もビジネスに適した国と言われている。
税金は安く、例えば年収1億で日本なら税金は5500万だが、シンガポールでは1500万である。
国土は東京23区とほぼ同じ面積で、600万人近い人間が住んでおり、その内訳は、華人74%、マレー系13%、インド系9%その他と人口分布はなっている。国土の割には人口(人口密度世界2位)が多いため、建造物は高層になり、50階建ての建物が林立している。
宗教は、仏教が33%、キリスト教18%、イスラム教15%、道教11%、ヒンズー教5%、無宗教が17%である。政治は、人民行動党の一党独裁的要素が強いが、、社会が安定し収入も高い(貧富の差はあるが)ので、国民の不満までには至っていない。経済は超一流。政治は三流。そのアンバランスをいかにスムーズに解消していくのかが、この国の最大の課題である。死刑制度を取り入れていて、特に麻薬に関してはことのほか厳しく、即死刑である。日本の芸能界なら何人の人が死刑に処せられたことであろうか。
家庭面においては共働きが通例であるため、自炊をする習慣がなく、外食文化が根付いている。何年か前にイギリスを訪れたが、イギリスの台所も汚れはなく綺麗だとガイドから聞いた覚えがある。シンガポールの国土はフラットで山が殆どなく、水不足で困窮している。それゆえマレーシアから水の供給を受けているのだが、根本的に友好的でないため、価格面や供給面でいざこざが絶えない現況である。
シンガポールチャンギ国際空港には驚かされるばかりである。一大タウンであり、世界一の空港で関空の5倍はある。帰国のときなどは迷子になってしまった。
私は、一日は市内観光に費やし、ゴルフを楽しんだり(セントーサゴルフ倶楽部)、ガイドに案内をしてもらい夜のシンガポールも探検した。カジノは結局勝てなかったが、久しぶりにブラックジャックを堪能した。(少しルールが変わっていたのでそれに慣れるまで戸惑ったが)
何処を訪ねても活気に溢れた街全体の様子に圧倒され続けた、今回の旅であった。果たして日本は再生するのであろうか?という気持ちのまま、8月18日に帰国した。

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釈尊と親鸞

世界の宗教を大雑把に分類すると、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教、仏教に分けられる。大本は宇宙を司る絶対的な創造主が存在し、様々な形で教義として伝道師が我々人間に説いたものである。その教えは本来人間が幸せになるために、どのような考えと行動をもってどう生きていくべきなのか指し示すものであるが、現在は必ずしもそうとは言いがたい状況である。人間の《欲》が絡み、無数の宗派を立ち上げ真理とかけ離れつつある。
8月23日の講座は釜田氏にお願いをし、彼が退職後一念発起し龍谷大学に再び学び、その知識と研究について話していただいた。
親鸞は斜陽貴族の子として生まれ、9歳のときに比叡山に入山する。千日回峰を始め様々な修行を行うが、自分自身を納得させることが出来ず下山し、六角堂に参篭する。95日目に聖徳太子が現れ、法然上人を訪ねなさい、というお告げがあり、法然上人に弟子入りをするのである。
当時の仏教に関する時代背景は、仏教は貴族のものであり、奈良仏教と京都仏教が激しく対立する環境にあった。法然や親鸞は仏教を分かりやすく説き大衆に広めようとしていた。弾圧が激しくなり、法然は讃岐の国に、親鸞は越後に流罪される。
その後法然と親鸞は再会することもなく、法然は讃岐の地で亡くなった。親鸞は赦免されたが、越後で恵信尼と巡り会い結婚し三人の子供を授かる。その後家族とともに常陸の国に留まり布教活動を行う。62歳になり京に戻った親鸞は執筆活動に専念し、90歳まで命を全うした。寺院も弟子も持たなかった親鸞が、なくなった後後継者に恵まれず、親鸞が開祖した浄土真宗は、蓮如上人の手によって広く浸透し今現代に繋がっている。
浄土真宗を代表する経典は3つあり、『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』であるが、その多くを内包し短く纏めたものが《正信偈》である。難解だが歎異抄も今一度挑戦してみる価値はある。
浄土真宗の教えの最大の特徴は、『南無阿弥陀仏』を唱えることで、善人だけでなく、いやむしろ悪人のほうが極楽に導かれるという教えである。
また蓮如上人が記した『御文書』も忘れてはならない。
香山家も浄土真宗である。
私のような人間でも極楽に往けるそうである。

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復活のウォーキング

  白百合や 行き交う人と 朝散歩(駄作)

先日早朝(午前6時30分)からとはいえ、灼熱の中1ラウンドハーフプレーした。
その仲間の一人のF君は、更に1時間早くからラウンドを行っており、合計2ラウンドをこなした。午後2時過ぎにはシャワーを浴び、レストランで談笑する。
彼は2ラウンドを1オーバーでプレーした。一方私はというと、1.5ラウンドで16オーバーくらいだった。良いプレーもあったが、考えられないミスもあり余り納得出来ない結果だった。談笑の中で彼は、毎日50回の腕立て伏せと、スクワットも50回行っているとさらりと話し、
「香山さんも毎日歩いているでしょ」と言った。
正直私は暑さに託けウォーキングはこの一ヶ月休んでいる。
F君は私より20以上も若く群を抜く飛距離に加え、小技にも磨きがかかり、特にパットには目を見張るものがあった。
猛省の日になった。
私はウォーキングを再開するタイムスケジュールを頭の中で作成した。
午前8時前に八幡建設に出社する事は譲れない。夜は9時過ぎにはベッドに入り読書する習慣は続けたい。一日の時間配分の中で残された時間帯は早朝しかない。
5時15分起床。5時30分スタート。
秋分の日まではこのタイムスケジュールで取り組む。
ウォーキングと同時に《香山ゴルフ》も復活する。

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リオ総括

南緯22度54分・西経43度11分。日本と全く逆に位置する《リオオリンピック》が閉幕した。様々な話題と課題を包括し、エコをテーマにした大会だった。
日本からの視点で私見を記してみることにした。
今回のオリンピックは一言で言うなら『吉田沙保里』に尽きる。15年間無傷で207連勝中だったが、最後の舞台で敗れ去った。誰一人として予想しなかった出来事が起こったのである。人生には「真坂」という坂があるとは、何代か前の首相の言葉である。ただ私の推測だが、彼女自身内面では恐怖と不安に駆られていたのではないかと思う。ある意味《ホット》しているかもしれない。彼女自身さえも気付かない潜在意識の奥で。兎に角ご苦労様でしたと心からの労いの言葉を掛けたい。
柔道は男女とも素晴らしいパフォーマンスだった。指導者で変る典型的な例である(篠原から井上)。女子のシンクロも井村女史を指導者に得、成果に結びついた。
水泳に関しては、萩野君と金藤さんと星さん以外にはあまり見るべきものがなかった。ただ池江璃花子選手は無限の可能性を秘めている。
卓球は男女共称賛に値する活躍だった。特に女子の2大会連続メダルは素晴らしい。伊藤選手は個人的にも世界に通用する天才的な感性を持っている。
女子バトミントンの活躍は文句の付けようもない。ダブルスもシングルスも今後も大いに期待するところである。
男子体操は感動の連続だった。内村君には何度泣かされたことか!女子もやっと世界で戦えるところまで来た観がある。
テニスの錦織選手、スラロームカヤックの羽根田選手、競歩の荒井選手。目を見張る大躍進である。心から拍手を送りたい。
女子のレスリングには驚かされ通しだった。逆転の連続である。登坂選手、川井選手、土性選手、そして伊調選手には国民栄誉賞を挙げて欲しい。
トラック競技の最後に大きなプレゼントが日本国民に贈られた。400メーターリレーにおいての金以上の価値のある銀メダルを獲得するなど、誰が予想したであろうか。
唯ひとつ苦言を呈すると、男女のマラソン。6人も登場して唯一人、入賞さえもなかった。今後に課題を残す結果である。
リオバエス市長から小池東京都知事に五輪旗が手渡された。4年後に東京でオリンピックは開催される。
家内と約束のない観戦を話し合っている。

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三回目の挑戦

出会いはまだ二十一世紀になる前だった。そのきっかけは定かではない。
塩野七生著「ローマ人の物語」を最初に手にした瞬間を今も鮮明に記憶している。
かすかな身震いさえ覚えた。作者は一年に一作のペースで執筆する。新しく出版されるのが待ち遠しくて何度も本屋に足を運んだ。
西洋史にはあまり興味がなかった私は、その歴史的背景を今一把握していなかったため、読破するのに相当な時間を要した。また聞きなれない名前が多く、何度もページを戻らねばならなかった。表現自体は平易な言葉だったが、私には難解だった。
約一年半をかけて何とか十五巻全てを読み終えることが出来た。しかし達成感はほとんど感じられなかった。むしろ不完全燃焼だった。しばらくして文庫本を書店で目にしたので、買い揃えて一年ほどで全四十二巻を読み終えた。少しは理解度が高まった感じがした。
四年前パナホーム兵庫の社長を辞してからイタリアを旅した。予め現地ガイドに「古代ローマ」を旅するというテーマを知らせていた。特にカピトリーニの丘にあった「ユピテル神殿」の存在が知りたかった。ディラテーナ地方まで出かけたが、結局ユピテル神殿を目にすることはなかった。(イタリア旅行記はまだ執筆していない)
この七月からもう一度「ローマ人の物語」に挑戦している。三回目になる。
『ユリウス・カエサル』の巻がもう直ぐ終わろうとしている。カエサルと別れるのが少し寂しい気分である。
単行本、文庫本、イタリアの旅、そして再び文庫本。
数多くの歴史作家達が『ローマ史』を書き記したが、その殆どが存亡の観点からの著述であったが、塩野女史は繁栄の観点でこの大作を書した。つまり《なぜローマは滅んだか?》ではなく《どのようにして千二百年も栄えたか?》なのである。
だから爽快なのである。

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