大晦日の出来事

2014年最後の日、12月31日のことである。
年末に開催されるNHK恒例紅白歌合戦に運よく当選し、鑑賞出来る運びになり家内と二人、東京に向かい自宅を出発した。
12時前の新幹線を予約していたので、駅で弁当を買い求め、いつもならエスカレーターを使用するところ、家内に勧められるままに階段を上った。上り切るまであと5段くらいのところで、私の意識が瞬間喪失した。右手を額に当てると、鮮血が滴り落ちた。
どうやら足を滑らし額を階段の角にぶつけたらしい。通りすがりの人からティッシュを頂き、駅員が駆けつけ応急処置をしてもらった。
東京駅で早速薬局に飛び込み、消毒液や化膿止めやガーゼを買い求め、ホテルにチェックインしてから処置を行った。
開演30分前に入場するようにと前もって指示があったので、合格はがきを受付で座席券に交換して着席した。席は2F・G12~G13だった。チーフディレクターより座席にテープで備え付けられてある《ペンライト》の使い方や、パフォーマンスのやり方のリハーサルがあり、その後有働アナウンサーから「運よく当選された方、おめでとうございます。」とあいさつがあり、その後山中教授を初めとする審査員が登壇し、有働アナウンサーとの掛け合いの中で紹介された。
7時15分開演。緞帳は緩やかに引き上げられていった。
やはりライブはテレビとは全く臨場感や迫力が異なる。4時間半はあっと言う間に経過した。テレビには映し出されない舞台裏の風景やスタッフの動きを見ることが出来、改めてその凄さを実感することが出来た。
ホテルからNHKホールまでタクシーを利用したが、行きは10分足らずだったが、帰りは倍以上の時間を要した。なぜなら、年末恒例のカウントダウンを行うあの悪名高き渋谷のスクランブルを、渋滞に巻き込まれながら迂回しなければならなかったからである。
ホテルに着いて傷を思い出した。ガーゼを取替え、軽く浴槽に浸かり眠りに着いたのは、午前1時を少々回っていた。
元日の東京は嘘のように道路は空いており、早めに到着した東京駅で家内はいくつかの土産物を買い求めていた。
11時前ののぞみに乗車し、姫路には午後2時ごろ到着した。
思わず寒さで身震いがした。山崎は雪の中だった。
大晦日の現のような出来事であった。

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