釈尊と親鸞

世界の宗教を大雑把に分類すると、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教、仏教に分けられる。大本は宇宙を司る絶対的な創造主が存在し、様々な形で教義として伝道師が我々人間に説いたものである。その教えは本来人間が幸せになるために、どのような考えと行動をもってどう生きていくべきなのか指し示すものであるが、現在は必ずしもそうとは言いがたい状況である。人間の《欲》が絡み、無数の宗派を立ち上げ真理とかけ離れつつある。
8月23日の講座は釜田氏にお願いをし、彼が退職後一念発起し龍谷大学に再び学び、その知識と研究について話していただいた。
親鸞は斜陽貴族の子として生まれ、9歳のときに比叡山に入山する。千日回峰を始め様々な修行を行うが、自分自身を納得させることが出来ず下山し、六角堂に参篭する。95日目に聖徳太子が現れ、法然上人を訪ねなさい、というお告げがあり、法然上人に弟子入りをするのである。
当時の仏教に関する時代背景は、仏教は貴族のものであり、奈良仏教と京都仏教が激しく対立する環境にあった。法然や親鸞は仏教を分かりやすく説き大衆に広めようとしていた。弾圧が激しくなり、法然は讃岐の国に、親鸞は越後に流罪される。
その後法然と親鸞は再会することもなく、法然は讃岐の地で亡くなった。親鸞は赦免されたが、越後で恵信尼と巡り会い結婚し三人の子供を授かる。その後家族とともに常陸の国に留まり布教活動を行う。62歳になり京に戻った親鸞は執筆活動に専念し、90歳まで命を全うした。寺院も弟子も持たなかった親鸞が、なくなった後後継者に恵まれず、親鸞が開祖した浄土真宗は、蓮如上人の手によって広く浸透し今現代に繋がっている。
浄土真宗を代表する経典は3つあり、『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』であるが、その多くを内包し短く纏めたものが《正信偈》である。難解だが歎異抄も今一度挑戦してみる価値はある。
浄土真宗の教えの最大の特徴は、『南無阿弥陀仏』を唱えることで、善人だけでなく、いやむしろ悪人のほうが極楽に導かれるという教えである。
また蓮如上人が記した『御文書』も忘れてはならない。
香山家も浄土真宗である。
私のような人間でも極楽に往けるそうである。

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