北房カントリー・今・昔

記憶に定かではないが夏休みを利用して、気の合った仲間たちと20数年ぶりに北房カントリーを訪れた。中国地方のチャンピオンコースとして平成の初めにオープンしたと思っている。
当時は、姫路に本社を置く「北文土地株式会社」が経営母体だった。北文土地は播磨地方は勿論、兵庫県各地で宅地を開発し建物を建てて販売する、所謂デベロッパーだった。現在活躍中の「ヤング開発」「昭和住宅」「ハウジングタイホー」等々の各社は、北文土地をビジネスモデルにした企業である。北文土地はこの地方のデベロッパーの先駆者だった。
当時日本列島改造論の風が吹き荒れ、少々の財力がありゴルフを嗜むものは、挙ってゴルフ場のオーナーになりたくて様々に模索したものである。私の父もその一人で、岡山県と宍粟市に気の合った仲間7~8人でゴルフ場造りに奔走した。宍粟市のゴルフ場は幸か不幸かオープンし何年か後、ブームが冷めやらぬうちに父とN氏の同意なしで他の何人かが売却してしまい経営から外れてしまい、結果預託金問題で頭を悩ますことはなかった。岡山のゴルフ場は最終的に多少問題が発生したが、第三者に円満に売却をすることが出来、株式の出資金ぐらいの損失で済んだようである。
ゴルフ場経営においてこれ程杜撰な取り組みはない。預かっておいた預託金でゴルフ場を建設運営し、10年が経過して出資者が返還を求めると無いから返せない。これを通し、裁判沙汰になるとさっさと破産宣告をしたり更生法を申請し、責任など一切取らないで済ませてしまう。
ところが北房カントリーの実質オーナーであった北文土地の《K氏》は返還問題に真摯に取り組まれたのである。事業を執り行う者にとって当たり前なのであるが、それが原因で名門北文土地は事業の存続が出来なくなってしまうのである。
現在北房カントリーは芝生の植生会社がオーナーで経営をしておられるそうだが、何処か昔の風格とでも云おうか雰囲気は感じられなかった。
ちょっと寂しい夏休みのワンラウンドだった。

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