ハナミズキ


今年我が家のハナミズキは例年より1週間くらい早く咲き、しかも花弁も大きく色も鮮やかな気がする。ちょうど桜の花が色鮮やかだったように。世間は暗く鎮みがちなのに、まことに皮肉な自然界である。我が国はもちろん世界中から流れてくる映像を見るたびに、俄かには信じがたく夢現の中にいるような気分になってしまう。しかしながら現実なのである。
私はふと何年か前に「澤田瞳子女史」の《火定》という小説を思い出した。天平時代に遣隋使を介して大陸から我が国に感染をもたらした「天然痘」と激闘する医師たちを中心に、それに纏わる様々な人間模様を書き記した物語である。あまりのリアルさに私は幾度となく嘔吐をもよおした。今風に言うならまさしく「パンデミック」の生き地獄である。1918年に発症した「スペイン風邪」はヨーロッパ各地に猛威を振るい5000万人の死者を排出したそうである。つい100年前のことである。
見渡せば我が国はもちろん世界に真のリーダーが存在しない。私利私欲に走り新コロナウイルスに対抗する術を持ち合わせていないように感じるのは私だけだろうか?こうして人間は過ちを犯し続けていくのだろうか?
晩春から初夏に変わりゆく今、なすすべもなく見守っている…

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