WFP

WFP(国際連合世界食糧計画)は、食料欠乏国への食糧援助と天災などの被災国に対して緊急援助を施し、経済・社会の開発を促進する国際連合の機関である。1961年に創設され、1963年から活動を開始し、本部はローマにある。そのWFPは2020年のノーベル平和賞を受賞したのである。
私とWFPとの出会いは20年近く遡る。東京で行われたセミナーに参加した時のことである。その席上で講師をされた当時伊藤忠の会長であり、WFPの日本の代表も務められていた丹羽宇一郎氏(現在は日清食品の安藤宏基氏が代表である)と面談する機会に恵まれ、WFPの活動内容についてお話を伺った。他の国際的な支援団体の活動費は寄付などで募った額の25%、残りの75%は経費として使用されているが、WFPはその逆で現場主義を掲げており、75%が活動費で25%が経費として使用されていると聞かされ、私は深く感銘を受けたのである。
その後二度ほど横浜市みなとみらいにある日本の本部を訪れ、当社が毎年年末にギャラリーで催しているチャリティー展の収益金を従来の寄付先からWFPに切り替え、相前後して私も自分自身の口座から毎月いくばくかの金額をWFPに納めさせていただいている。私は27歳の時、世界には食べることが出来なくて餓死する人が何百万人もいて、大半が子供達であると聞かされ愕然とした。自分自身どうすることも出来ない無力感を抱きしめたまま、日々の雑然さの中、流されもがきながら、自分自身の生活に追われ生きてきた。
その中でのWFPとの邂逅は、私の救いの神のようだった。その時期に《ハチドリのひとしずく》という民話にも巡り合ったのである。正しく今自分に出来ることをすればいいのである。私の心にかかっていた靄はすっきり晴れ渡った。

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