令和2年

令和2年も残りあとわずかである。
今年私は6回目に当たる年男だった。だがあまりいい一年ではなかった。一言で言うならコロナに始まりコロナで終わりそうである。テレビの画像を通じてダイヤモンドプリンセス号を見たのは、確か今年の1月末から2月にかけてだったと記憶している。最初の頃は豪華客船の中で何が起こっているのかよく理解できなかった。自衛隊員が宇宙服のような防護服に身を包んで、慌ただしく客室を行ったり来たりしている様子が映し出されていた。どうやら何か得体のしれない感染症が船内で発生し、その対応に追われているようであると認識するには我々一般人には相当の時間を要した。その得体のしれない感染症が《コロナ》という感染症で、しかも新型コロナと呼称され、感染力はインフルエンザの比ではないとのこと。
実態が段々明らかになりその発祥地は中国武漢で、マウスを介在して人間に感染していったとのことである。そして瞬く間に世界各地に拡散し現在に至っている。私は少し以前に「澤田瞳子」女史の《火定》を読み終えていた。中国から遣隋使を介在し我が国に及んだ天然痘との闘いを繰り広げる医師の姿を思い出した。正しくパンデミックの世界である。
経済的にも文化的にも滞っている現在、その出口は見当たらず、いつ収束するかは全く見当のつかない今、我々は冷静にかつ前向きに取り組むしかない。ワクチンが普及し治療薬が整備されないとその恐怖からは解放されない。新型コロナが終息し、来るべき令和3年が少しでも明るい年になるよう、今は祈るしかない。

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