香山廣紀氏の朝

彼は夜、入浴後ヤクルトを飲みナイトクリームを顔に塗って、4種類のストレッチをした後、概ね9時過ぎにはベッドに入る。それから読書。主に文庫本を読むのであるが、江戸時代市街に巻き起こす一般庶民を題材にした物語が多い。月当たり大体7~8冊程度読んでいる。そして少なくとも10時半には眠る。朝は5時半から6時の間に起きる。夜中トイレには2~3回行く。これが今最大の悩みの一つである。2回なら自分の中でも納得しているが、3~4回となると自己嫌悪に落ちる。新聞広告の《ノコギリヤシ》という見出しが気になっている今日この頃である。
まず目を覚ますと彼は、眠気眼で舌ブラシを使って舌を掃除し、イソジンでうがいをする。玄関を開け新聞を取りに行く。新聞を小脇に抱えて、東の空に向かって手を合わす(これは亡くなった彼の祖母が毎朝行っていた)。
新聞をテーブルに置き、Dr斎藤から頂いたサプリメントを飲む。そうこうしていると妻が階段から降りてくる。降りてこない場合は、彼女の部屋のドアをノックする。しばらくすると朝食が運ばれてくる。メニューは、卵焼き、食パン一切れ、ヨーグルト、バナナ半分、リンゴ二切れ、そして低脂肪牛乳。この献立は365日毎朝変わることはない。たまには味噌汁に白米に干物でも食したいと思っているが、それは口が裂けても妻には言えない。ずいぶん昔に思わず口にしたところ、散々に言い負かされたのでそれっきり言えないでいる。
朝食を済ますと自分で台所に食器を運び、薬を飲む。それから歯を磨くのであるが、普通の歯ブラシで1分ほど磨き、電動歯ブラシで砂時計で計りながら3分磨き、最後は口臭を和らげる液でうがいをする。着替えた頃に妻は集配センターの倉庫で飼っている猫ちゃん《アン》を連れて帰ってくる。猫ちゃんに我々が服用しているサプリを飲ませて彼は、7時30分から始まるNHKBSの朝ドラを見る。妻はすでに散歩に出掛けていない。良いドラマかもしれないが、朝からそんなに真剣には見られない、などと愚痴を言いながら見終え、猫ちゃんに「行って来ます」と挨拶をして、彼は車で1分の会社に出勤する。すでに何人かの社員は出勤している。
手指を消毒し、検温を済ませてから自室に入りパソコンのスイッチを入れる。
こうして彼の朝は始まって行く。

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