さよならアン

7年くらい前、山崎の配送センターの倉庫の中で、一匹の親猫が2匹の子猫を産み落とした。相談を受けた私は、倉庫の中で飼うように勧め、その飼い方を教えた。その時期が6月だったこともあり、母猫を『ジュン』と名付け、二匹の子猫をそれぞれ『タロウ』『アン』と命名した。従業員も出入りの業者からも可愛がられ、毎日を何不自由なく過ごしていた。
ところが、うちの家内が半年ごとに動物病院へ定期健診に連れてゆくのであるが、その時「アン」の肝臓に異常が見受けられた。食欲も落ち見る見るうちに痩せていった。見るに見かねて、アンを我が家で昼間だけでも預かることにし、病院からの薬を飲ませ、食べ物も肝臓に負担のかからない種類の食べ物を与え、プラス、私たちが頂いているDoctor斎藤からの『サプリ』を、体重に合わせて処方し与え続けた。2年前の8月の事である。
昨年9月頃になると、病院からの投薬も必要なくなりすっかり数値も改善され、食欲も他の二匹の猫ちゃんたちと同様になり、体重も標準値まで回復し我々を安堵させた。
家内と相談し、お正月休みを機に、アンを親と兄弟の元に返すことにした。ただ『サプリ』だけは与え続けることにし、お互いの訓練と思って実行した。仕事が始まりだして、少しの間は《ニャーニャー、ギャーギャー》騒いだらしいが、今は大人しくしている様子。
朝は家内が迎えに行き、夕方は私が送ってゆくという毎日の習慣が途絶えた。
2022年新年、ちょっとした別離である。

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